【節水シャワーヘッドの仕組みとは?】節水効果＆商品選びのポイントを徹底解説!

節水シャワーヘッドは本当に節水効果があるのか、疑問に感じている人は多いでしょう。わずかな金額の節約なら、わざわざ交換するのはもったいないと感じるかもしれません。

しかし、節水シャワーヘッドを使用するだけで本当に節約ができます。平均的な使用に基づくシュミレーションでは、年間3,784円の節約効果！

節水シャワーヘッドは、散水板の穴を小さくするという仕組みによって、約30～50％の節水が可能になります。しかも商品によっては、水圧の調整や止水ボタンなど、さまざまな機能付き。

「こまめに水を止める」「水を出し過ぎない」などを意識することも大切ですが、いつもと同じように使用するだけで節水できる方が楽ですよね。

節約を意識しなくても、結果的に節約になるのはうれしい！

この記事を読むと、節水シャワーヘッドの仕組みや効果、選び方のポイントについて知ることができます。
節水シャワーヘッドに興味がある方は、ぜひ最後まで読み進めてください。

シャワーヘッドで節水できる仕組みは、穴を小さくして水量を減らすこと

節水シャワーヘッドの散水板には、通常よりも小さい穴が設けられています。穴が小さいため、水の出口で水圧が高くなり、水が勢いよく出てくるという仕組み。

この仕組みは、ホースの先をつぶして水の勢いを強くするのと同じ原理です。結果として、水量が少なくても高い水圧によって洗浄力は保たれ、水道代の節約につながります。

節水シャワーヘッドは、通常のシャワーヘッドよりも水の使用量を減らせるように設計されており、一般的には30～50%程度の節水が可能です。

しかし、水量が少ないことで洗い流しに時間がかかったり、からだに触れるお湯の量が少ないため、同じ温度設定でも通常のシャワーヘッドよりもぬるく感じることがあります。

節水ができても、シャワーが快適でないのは困るよ…

そのような場合には、水圧の調整ができる節水シャワーヘッドを使用したり、温度設定を上げることで通常のシャワーヘッドと遜色ない使い心地をキープできます。

節水シャワーヘッドを使用すると、年間3,784円の節約ができる

調査によると、平均的なシャワーの使用時間は、夏場は8分、冬場は10分、全体では9分程度が平均とされています。

通常のシャワーヘッドの場合、使用する水量は1分あたり12リットルなので、9分間のシャワーで使用する水量は108リットル。東京都の水道料金の単価0.24円で計算すると、1日あたり25.92円、年間にすると9,460円です。

節水シャワーヘッドを使用すると、通常のシャワーヘッドと比べて約30～50%の水量が削減されます。年間の水道料金9,460円のうち、40％削減されたとすると、年間3,784円の節約です。

「意外と少ないかも？」と思うかもしれません。しかし、使用水量が減れば温水を作るためのガス代や電気代も削減できるので、トータルではさらに節約が期待できます。

実際に節約できる金額は家族の人数、シャワーの使用頻度や時間、地域の水道料金などによって異なります。また最初に節水シャワーヘッドの購入費用がかかりますが、最終的には購入にかかった金額よりも節約できるでしょう。

参考：風呂文化研究会 都市生活研究所
　　　家計調査年報（家計収支編）2022年（令和4年）

節水シャワーヘッドの選び方のポイント

節水率は50％を目安にする

節水シャワーヘッドは、節水率が50%程度のものを選んでください。節水率が高いほど、水の使用量を抑えられるので節約になり、実際に節水率が50%を超える商品は多く販売されています。

しかし、節水率が高くなるにつれて、水圧や使用感が低下する可能性があります。使い心地と節水効果を考えると、50％程度の節水率がバランスが良いといえるでしょう。

水圧の調整機能がある

水圧が調整できると、自分の好みの強さでシャワーを使用できます。適切な水圧は、一般的に0.2〜0.4MPa(メガパスカル)程度とされています。

水圧が0.2MPaを下回ると、シャワーの勢いが不足し、洗浄力が低下することも。逆に水圧が高すぎると、肌に痛みを感じたり、シャワーヘッドや配管に負担をかける可能性があるため、適切な水圧の範囲内で使用してください。

適切な水圧であれば、少ない水量でも効果的に洗い流すことができます。

止水ボタンが付いている

止水ボタンがあると、こまめに水を止めれるので、水の出しっ放し防止になります。

止水ボタンはシャワーヘッドの持ち手近くに付いており、シャワーを出したり止めたりすることが可能。手元でかんたんに操作できるので、水を止める習慣が自然と身につき、節水効果が高まります。

蛇口で開閉するのは意外と面倒だから、手元で操作できると楽よね！

浴室掃除のときには、片手にシャワーヘッドを持ちながら、必要なときだけ水を出して洗えるので便利です。

自分が欲しい機能が付いている

節水が目的とはいえ、せっかくなら自分が欲しいと思う機能が付いている方が、シャワーの時間が楽しくなりますよね。おすすめ機能として、以下のようなものがあります。

• 美容効果：マイクロバブルなど、細かい泡を生成する機能により毛穴の汚れを浮かせて洗浄。スキンケアやヘアケアに効果がある。
• 浄水機能:：塩素除去や不純物フィルターを備えた商品は水質を改善できる。肌や髪に優しく、敏感肌の人におすすめ。
• 水流の切り替え機能：ジェットやミストなど、使用目的や好みに応じて選ぶことができる。

初期費用やランニングコストを考える

節水シャワーヘッドの価格は、2,000～5,000円程度が一般的ですが、高機能なものになると1万円を超える商品もあります。また浄水機能が付いたタイプの場合、カートリッジ交換などのランニングコストもかかります。

水道代や光熱費の削減によって最終的には節約できるはずですが、かなり高価なものだと初期費用やランニングコストの回収に時間がかかるかもしれません。

せっかく節約できたのに、それ以上に費用がかかっていては本末転倒です

かかる費用を把握し、自分に見合った予算内で効果のある商品を選んでくださいね。

口コミを参考にする

口コミの評価によって、実際の使用感や効果が分かります。商品の性能はメーカーの説明だけでは判断しきれないことが多いため、使用者の体験談はとても役立ちます。

特に、節水効果や使用感についての情報は重要です。また、耐久性やメンテナンスのしやすさについても口コミから得られるので、商品選びに失敗しないための参考になるでしょう。

まとめ

節約において、固定費の見直しは必須です。
水道代などの固定費は、月々では小さく感じても年間トータルで見ると、大きな出費になります。

節水シャワーヘッドは、シャワーの使用感を下げることはほとんどありません。
節約をしている感覚がなく節約ができるので、ストレスも感じにくいでしょう。

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