- ミラブルって最近発売された商品なの？
- どこの会社が製造しているの？
- 会長さんはどんな人なのか知りたい
ミラブルの歴史について、興味がありませんか。「ミラブル」という名称は多くの人が知っていますが、どのような軌跡を経て最新モデル「ミラブルzero」が販売されるにまでに至ったのでしょうか。
ミラブルは、株式会社サイエンスが製造しています。ミラブルの開発のきっかけは、サイエンス社の青山会長の「娘の肌を治したい」という思いでした。
この記事では、ミラブル誕生までの軌跡、製造会社サイエンスや青山会長についての情報もお伝えします。
商品開発の舞台裏って気になります
Contents
ミラブルの誕生と現在までの軌跡
開発のきっかけは娘さんの肌トラブル
ミラブルの開発は、サイエンス社の青山会長の個人的な理由から始まります。それは、青山会長の娘さんが幼い頃に、肌トラブルでいじめに遭ったことがきっかけでした。
青山会長は水質改善の研究を始め、最初に開発されたのが「塩素除去シャワー」で、これはミラブルの前身となる製品です。その後、家全体の水質改善を目指し「ウォーターシステム」を開発します。
娘さんのためとはいえ、すごい行動力ですね！
ミラブルシリーズの誕生
2018年に最初の「ミラブル」が発売され、2019年に改良版の「ミラブルplus」が登場。
2020年ミラブルの核心技術である「トルネードミスト方式」で特許を取得。2022年に最新モデル「ミラブルzero」が発売されます。
特許を取得している「トルネードミスト方式」には、以下のような特長があります。
- 1秒間に約2000回転の渦を巻く水流を生成
- 1ccあたり約2000万個以上のウルトラファインバブルを生成
- ウルトラファインバブルは直径1μm未満で、毛穴やシワの間に入り込む
市場での成功とコンセプトの進化
ミラブルシリーズは発売以来、2023年5月までに累計出荷台数が130万台を突破する大ヒット商品となり、多くの消費者に支持されています。
当初、ミラブルはシャワーヘッドとして開発されました。しかし、現在サイエンス社は「ミラブル」を浴室で使用する美顔器として位置付けています。
日常的なシャワーの使用が美容ケアにもなるという新しい価値を提供し、人々の生活に浸透する製品へと進化してきました。
ミラブルの進化の度合いがすごい！
ミラブルの生みの親、サイエンス社の「青山会長」ってどんな人？
開発のきっかけ
前述のように、青山会長がミラブルの開発を始めるきっかけとなったのは、娘さんが肌トラブルが原因でいじめに遭ったことでした。娘さんの肌トラブルの原因を探るなかで、「塩素の吸着でアレルギー反応」という文献を発見。これが研究の出発点となります。
研究の始まりと製品開発
水質改善の研究を始め、最初に「塩素除去シャワー」を開発しました。娘さんがこの塩素除去シャワーを使用したところ、症状が改善。娘さんの肌トラブルの原因が、塩素だったことが判明します。
さらに、青山会長は家全体の水質改善を目指し「ウォーターシステム」という、家中の蛇口からきれいな水が出る仕組みを開発。その後、研究を重ねてウルトラファインバブル技術を活用した「ミラブル」シリーズへと進展しました。
ミラブルにはトルネードスティックという塩素除去機能があるよね
会長の理念
青山会長の製品開発における理念は、「必ず毎日使う物で喜びを感じて頂ける商品」というコンセプトです。この考えは、ミラブルシリーズ全体に反映されています。
会長自身もミラブル製品を愛用。出張先にも「携帯用ミラブル」を持参するほどで、自社製品への信頼と愛着が強いことが分かります。 青山会長の「ファインバブルで、社会をより豊かに」という企業理念のもと、サイエンス社は今後も研究開発を続けていく方針です。
ミラブルの製造会社「サイエンス」ってどんな会社？
事業内容
ファインバブル(マイクロバブル)技術を活用した製品の開発・製造・販売を行っており、主な製品ラインナップには、シャワーヘッド、入浴装置、キッチン用品、ビューティー製品、浄水装置などがあります。
企業理念と特徴
「すべてのお客様に、感動と喜びを」を企業理念に掲げ、環境・省エネ・健康をテーマとした商品開発に注力。「新習慣」というキーワードのもと、新たな生活習慣の価値を提案し続けています。
正規代理店制度を採用し、単なる販売数ではなく、企業理念を共有できる代理店のみを選定しています。
また、ファインバブル技術を専門とする企業で、業界のリーディングカンパニーとして有名です。独自のテクニカルラボを設け、新技術の研究開発と生活への応用を進めています。
沿革
株式会社サイエンスは、2007年8月に現在の取締役会長である青山恭明氏によって設立された、日本の住宅設備メーカー。大阪府大阪市淀川区に本社を置いています。
- 2007年：株式会社サイエンストレーディングとして設立され、家庭用浄水器「サイエンスウォーターシステム」を発売
- 2008年： 現社名である株式会社サイエンスに変更
- 2008年9月： マイクロバブル発生機能付き浴槽「マイクロバブル入浴装置」を発売
- 2010年5月： 「マイクロバブルトルネード」がファインバブル産業会の「ファインバブル製品登録制度 第一号認定製品」として登録される
- 2018年： シャワーヘッド「ミラブル」を発売し大ヒット商品となる
- 2019年：「ミラブルplus」を発売
- 2020年：「ミラブルplusハローキティバージョン」を発売
- 2022年：「ミラブルzero」を発売
サイエンスは、ファインバブル技術を応用した製品開発に注力し、家庭用だけでなく、飲食や医療、介護など多様な分野にも技術を展開しています。
ファインバブル技術を牽引している企業なんですね
まとめ
ミラブルの歴史は、サイエンスの青山会長の「娘の肌を治したい」という思いから始まりました。
研究によって、娘さんの肌トラブルの原因が塩素だったことが判明。そこから次々に製品開発が進められ、改良を重ねながらミラブルの販売へと至ります。
「すべてのお客様に、感動と喜びを」「必ず毎日使う物で喜びを感じて頂ける商品」という理念が消費者に伝わっているからこそ、ミラブルは支持され続けているのでしょう。
ミラブルの開発エピソードは心が温まりますね
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